JOHNLAWRENCESULLIVAN
JOHNLAWRENCESULLIVAN,ジョンローレンスサリバン
2003-2004A/Wよりスタート。
デザイナー 柳川 荒士氏は1975年、広島県に生まれる。元プロボクサーの経歴を持つ異例のファッションデザイナー。ブランド名の由来は、伝説のプロボクサー、ジョンローレンスサリバンに由来する。その強さ、風格、威厳、全てをファッションで表現しようという想いがブランド名にこめられている。
プロボクサー時代には、ショップで服の販売のアルバイトを経験、引退後、イギリスに渡り、古着の買い付け販売を経験。イギリスファッションの影響を受け、独学で英国テーラードを学び、服作りを始める。
ジョンローレンスサリバンの特徴はウエストがシェイプされた美しいテーラードジャケットで、ジャケットの持つ優雅さ、美しさを非常に大切にしている。着たときのシルエットを大事にしており、ミリ単位までこだわりをもってデザインしているという。シルエットは非常にタイト。
伝統的な英国テーラードが基盤にあり、ミリタリーやスポーツテイストを取り入れたトラッドスタイルを展開。素材にもこだわりを持つ。
2011-12AWよりパリコレにデビュー。ショーのテーマは「A man has elegance」。
タータンチェックのジャケット&シャツ、ウィンドウペーンのパンツの、チェック&チェックのファーストルックから始まり、チェックのバリエーションを紹介。カラーは鮮やかで深みのある赤や青、ジョンローレンスサリバンの得意とする黒、そしてベージュー、グレーなどで展開。
タイト~タイト&ワイドなシルエットと上質な素材で、全体的にエレガントな印象を与えているが、背面の切り替え、スタッズ使い、クラッシュされたアランニット、ジップ使い、などのひねりやこだわりは健在。パリにおいても、奇をてらうことなく、ジョンローレンスサリバンの得意とする美しいテーラリングを誠実に伝えていた。